亜鉛の吸収率を上げる成分と下げる成分!?


亜鉛の吸収率を上げる成分と下げる成分!?

亜鉛はほかの成分と同時摂取で、吸収率が上がったり下がったりします。

ですから、亜鉛サプリメントの服用で、十分摂取できていると思っても、
実は体内に吸収されていない可能性があります。

現代の食生活が大きく亜鉛の吸収を妨げていますから、薄毛・抜け毛に
悩む方が多いのでしょう。

亜鉛は育毛を志す者にとって必須の栄養素ですから、1ヵ月ほど前から、
アンファーの亜鉛サプリ(30mg)を服用しています。

ですが、あまり効果が得られていないように思えたので少し調べてみました。

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亜鉛の吸収率は30%?

亜鉛は体内で消費される機会のおおいミネラルですが、
食事からたくさん摂取したとしても、体内になかなか吸収されない
栄養素でもあります。

厚生労働省によれば、腸管からの亜鉛の吸収率は約30%という
報告があるようですが、ある製薬会社によれば、
510%あるいは2040%と報告者によってバラツキがあるようです。

どちらにしても、めちゃくちゃ吸収率の低いミネラルなので、
ハゲ予防のためにも、亜鉛をたくさん摂ると共に吸収率を高めることが
大切ですね。



亜鉛の吸収を妨げる成分!

【フィチン酸】
穀物・豆類が原料の製品やインスタント食品に多く含まれています。

フィチン酸は、カルシウム・マグネシウム・亜鉛などのミネラルとの
結合力が強いため、体内への吸収を低下させる。

【ポリリン酸】
スナック菓子やインスタント食品などに含まれる添加物です。

「ポリリン酸カリウム」や「ポリリン酸ナトリウム」などの形で
使われることが多く、他のリン酸塩類と併用して様々な食品に使われる
「リン酸ナトリウム」と称されていることもある。

主に亜鉛を体内から排出する作用があります。


【食物繊維】
本来、食物繊維は健康に欠かせない成分ですが、亜鉛が体内に
吸収されることには障害となります。

食物繊維には、ミネラルを吸着する性質があるため、鉄・銅・亜鉛の
吸収を妨げる。

食物繊維は、穀類や藻類などに多く含まれています。
普段の食事から過剰摂取となることは少ないですが、健康食品や
サプリなどからの過剰摂取で亜鉛不足に注意しましょう。


【タンニン】
コーヒー・紅茶・緑茶などに含まれる渋みを感じさせる成分です。
亜鉛の吸収を阻害する働きがありますから、食後にコーヒーを飲む習慣は、
亜鉛の吸収を妨げます。

また、亜鉛サプリとの間隔を開けましょう。


【シュウ酸】
なすやほうれん草などの野菜・チョコレート(カカオ)・コーヒー・紅茶
・ナッツなどに多く含まれている成分です。
シュウ酸はカルシウムと結合してシュウ酸カルシウム(腎臓結石)をつくります。


【カルシウム】
カルシウムも健康にはとても大切な栄養ですから、適量摂取なら亜鉛の吸収に
問題はないようです。
しかし、過剰摂取は亜鉛の吸収率を下げることになります。



亜鉛の吸収を助ける成分!

【クエン酸】
梅干やレモンなどに多く含まれているクエン酸は、亜鉛・鉄・カルシウムなどの
ミネラルと一緒にとることで、これらのミネラルを包み込み、体に
吸収しやすくなります。

この包み込むことを「キレート作用」といいます。


【ビタミンC
ビタミンCは、クエン酸の「キレート作用」を強める働きがあります。
ビタミンCとクエン酸を同時に摂取すれば、亜鉛の吸収率をさらに高めます。

食物繊維は亜鉛の吸収率を下げますが、ビタミンCとクエン酸の
「キレート作用」があれば、亜鉛の吸収率は高いままです。


【動物性タンパク質】
肉類・魚類に多く含まれる動物性タンパク質を、同時に摂ることで
亜鉛の吸収率が高くなります。

亜鉛の吸収を妨げる食物繊維やフィチン酸の影響を低下させる働きがあります。


亜鉛情報!

亜鉛について、不足が疑われる人、不足になる要因、亜鉛を含む食物、
必要摂取量の目安などの詳細はこちら



食事からだけで、亜鉛の必要量をまかなうのは難しいですから、
サプリメントの利用が有効です。人気の亜鉛サプリを比較した記事はこちら



まとめ!

今まで気が付かなかったのですが、食後のコーヒーが亜鉛の吸収の妨げ!

朝食後に亜鉛サプリを飲んでいるのですが、朝食後や昼食後は、必ずコーヒーを
飲むので、これが亜鉛の吸収の妨げになっているようです。

また、ビタミンCやクエン酸などがあまり摂れていないことも、亜鉛の吸収に
マイナスになっているようです。近い将来、ハゲなんてことにならないように、
これらの事に注意していこうと思います。


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