抜け毛の季節秋、その前に頭皮の病気をチェック!


抜け毛の季節秋、その前に頭皮の病気をチェック!

秋は抜け毛が増える季節、正常なヘアサイクルで抜ける毛なら問題ないですが、
頭皮の病気が原因での抜け毛は、放置すると薄毛に繋がります。

夏に頭皮がうけたダメージにより、何らかの頭皮の病気を招くことも
ありますから、頭皮の病気を知ることは育毛には大切なこと。

秋に抜け毛が多くなったと感じたら、一度くらいは頭皮の病気について
考えてみてはいかがですか?

その頭皮の病気の6種類についてまとめましたので、よろしければ
参考にして下さい。


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頭皮の病気

脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)

脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)は、頭全体や顔のTゾーンなどの皮脂の
分泌が活発な場所に赤みや、かゆみを引き起こす病気のことです。

カビの一種で、誰の頭にも生息している「マラセチア真菌」という常在菌の
異常繁殖が原因と言われています。

通常、皮脂を食べて頭皮を正常にしてくれる常在菌ですが、増殖すると
皮膚に刺激を与え、大量のフケが出ると考えられています。

洗髪しても、フケとかゆみがある場合は要注意。

また、油分・糖分のとりすぎ・睡眠不足・ビタミン不足・ストレスなどが
原因とも言われています。



接触皮膚炎(せっしょくひふえん)

接触皮膚炎は、一次刺激性接触皮膚炎(ICD)とアレルギー性接触皮膚炎(ACD)
二つに別れます。

症状はどちらも同じで、紅斑(赤い湿疹)・丘疹(盛り上がった湿疹)・
水泡(水がたまった湿疹)が生じてかゆみを引き起こします。

一次刺激性接触皮膚炎は、原因物質となるしげきの強い油・洗剤・石鹸などが
皮膚に触れることで生じます。

原因物質の毒性が強いほど、症状がひどくなり、アレルギーと関係なく
起きる症状なので誰にでも起こる皮膚炎。


アレルギー性接触皮膚炎は、原因となるアレルゲンに触れると、
炎症細胞が活発になることで起きます。

夏の強烈な紫外線でよわった頭皮に、しげきの強い石油系シャンプーは禁物。
人によってアレルゲンとなる物質は様々です。育毛剤や発毛剤などの
育毛商品に含まれている可能性もありますから、注意が必要です。



頭部白癬(とうぶはくせん)

シラクモとも呼ばれている頭部白癬は、白癬菌という水虫と同じ真菌が
原因で起こります。

人から人へと感染するため、頭部白癬に感染している人が被った帽子や
ヘルメットを被ることで、うつることがあります。また、ペット(犬・猫など)から
感染することもあります。

症状は、赤く腫れたり皮膚がボロボロとはがれ落ちたりして、フケが多量に
発生するケースや、かゆみや患部の毛髪が抜けるといったこともあります。

軽い症状なら外用薬で完治すると言われていますが、改善されない場合は
内服薬が必要となります。



尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)

頭皮は表面から角質→表皮→真皮という構造になっています。
尋常性乾癬は通常より速く表皮が作られ、角質化していない状態で
頭皮の表面に出てきてしまい、白いカサブタ状の皮疹ができます。

ハッキリとした原因は解明されていませんが、紫外線不足・ストレス・
高脂肪摂取などが原因と考えられています。



特発性禿頭症(とっぱつせいとくとうしょう)

若い男女に起こりやすい脱毛症で、進行すると毛髪の大半が抜けてしまいます。
頭髪だけでなく、眉毛や体毛も抜けると言われています。

これもハッキリとした原因は解明されていませんが、過度なダイエットによる
栄養不足から、このような症状が確認されています。

食事制限でのダイエットは要注意です。



毛嚢炎(もうのうえん)

毛包に黄色ブドウ球菌が入り、化膿的病変をつくることで毛穴付近が
赤く腫れあがり、膿が出ることもある感染症です。

湿った状態が長時間続くと感染しやすいですから、夏の季節が
特に多いようです。

強いブラッシング、爪を立てて頭を洗うといった頭皮につよい刺激を
与えるのは厳禁です。



最後に!

運悪くこれらの症状に当てはまってしまったら、完治することを
優先しましょう。抜け毛が多くなる秋に、ヘアカラーやパーマを控えることも
大切なことです。

頭皮にかゆみがある場合は、抜け毛が多くなりやすいですから注意しましょう!