体の冷えは毛細血管を委縮させますから、血液によって運ばれる栄養が
体のすみずみに行き渡らなくなり、毛根も栄養不足となり薄毛・抜け毛を
加速させます。
また代謝も滞ったり、細胞活動が低下したりと育毛だけでなく、
あらゆる面で体によくない冷え。
その冷えから逃れられて育毛にも効く、体の内側からダイレクトに
温めてくれる飲み物をあげてみました。
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体を温めてくれる飲み物「ココア」
森永製菓株式会社は、2012年1月の調査結果から、「ココアには
ショウガと同程度の冷え症抑制効果がある」と発表しています。
生姜は体温の上昇が早いけれど体温が下がるのも早い。それに比べて、
ココアは緩やかに上昇して下がるのも緩やか。つまり体が温かい状態が
長く維持できる。
ココアは体を温める作用はもちろんのこと、抗酸化作用・抗ストレス作用・
抗菌作用などといった育毛のために有益な作用が豊富。
こころを落ち着かせる効果も高いので、就寝前に飲めば髪の成長にも
良い効果が期待できます。
体を温めてくれる飲み物「杜仲茶」
ダイエット効果があることで知られている杜仲茶は、厳しい寒さから
身を守るために飲まれていたお茶。
そのため体を温める効果はバツグン。
コレステロールの吸収を抑制する効果やビタミン・ミネラルが豊富に
含まれていることから、育毛にも良い影響が期待できる。
体を温めてくれる飲み物「ゆず茶」
ゆず茶は、ゆずの皮を千切りにして蜂蜜や砂糖につけてジャム状に
したもの。最近ではスーパーでも販売されています。
お風呂にゆずを入れると体が温まることは広く知られていますから、
それをお茶として飲めば、体を温める効果は抜群。
みかんの皮と同様に、ゆずの皮にもリモネンやヘスペリジンという
成分が含まれています。
リモネンとヘスペリジンは、毛細血管を広げて血流の改善効果が
あるので冷えの改善に有効。
抗酸化作用もあるヘスペリジンが毛母細胞を活性化して育毛に効果的。
また、育毛に欠かせないビタミンCの含有量が豊富で、果物の中では
トップクラス。
体を温めてくれる飲み物「生姜紅茶」
紅茶に擦りおろした生姜や、擦りおろした生姜の絞り汁を入れるのが
最も基本的な作り方。
擦りおろした生姜は、時間の経過とともに、酸化して成分の効力が
薄れますから、飲む直前に生姜を擦りおろすことがポイント。
「生姜紅茶」としても販売されています。
生姜には、辛味成分のジンゲロンやショウガオールが含まれています。
この辛味成分が、血液循環をよくして体をポカポカと内側から温める。
また、代謝をよくして発汗を促す効果もあり、不要となった老廃物が
血管内に滞るのを防いでくれます。
さらに辛味成分は知覚神経を刺激しますから、発毛を促進させる
成長因子IGF-1を増やす効果が期待できます。
体を温めてくれる飲み物「シナモンティー」
紅茶にシナモンシュガーを加えて飲むのが、一番飲みやすくておすすめ。
普通のお茶に入れても飲めますが、すこし飲みづらくなります。
シナモンは溶け込みにくいので、少量にしてしっかり混ぜましょう。
体を温める生薬のシナモンは、体にいい様々な効能があるため、
漢方薬にも使われています。
毛細血管の老化防止や血行促進にも効果があるので、抜け毛予防にも
効果があります。
就寝前はノンカフェインにしましょう！
いくら体を温める効果がある飲み物でも、睡眠を阻害するカフェインが
含まれているものは、就寝前に飲むのは控えましょう！
日中に飲むのであれば、カフェインが含まれていても問題はないですが、
髪が成長するのは睡眠中。眠りが浅くなれば、ホルモンの分泌量が減り、
髪の成長に悪影響です。
【カフェイン入り】
・紅茶
・純ココア（コーヒー以上）
・インスタントココア（コーヒーの10分の1）
【ノンカフェイン】
・杜仲茶
・ゆず茶
インスタントココアでも微量のカフェインが含まれていますが、
睡眠を阻害するほどの量ではないので就寝前でもOK！
最後に！
温かいお茶は体を温めると思いがちですが、不発酵茶といわれる
緑茶・抹茶などは、カフェインを多くふくむ体を冷やす飲み物です。
また温かい地域でとれる果物やコーヒーも体を冷やしますから、
育毛を志すのであれば、寒い冬は控えるほうがいい。
基本的に紅茶や烏龍茶などの発酵したお茶が体を温めるお茶です。
体の冷えから血行が悪くなり、抜け毛の増加や薄毛の進行などと
いった事にはならないようにしたいものですね！