乾燥した時期に起こりやすい静電気は、髪にストレスをあたえ
育毛にも悪影響です。
人によっては、あまり静電気が発生しない方もおられるようですが、
まいにち車を運転する私は、バチッとくる静電気に恐怖感すら覚えます。
夜、ドアノブを不用意に触ると、青白く光る大きさによって威力も
違いますが、体内にも同様に静電気が起きています。
髪・頭皮に発生する静電気は育毛にわるいですが、体内に発生する
静電気は健康にも悪く、薄毛を加速させる要因になりかねないです。
静電気が髪や頭皮におよぼす悪影響と対策についてまとめましたので、
よろしければ参考にして下さい。
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静電気が及ぼす髪と頭皮への悪影響!
髪表面のキューティクルは、静電気が起きるとはがれやすくなり、
髪がダメージをうけます。
健康な髪は、10%以上の水分が髪の内部に保持されていますが、
髪内部のタンパク質や水分は、キューティクルがはがれることで
流出してしまい、パサつきの原因に。
その結果、毛先が絡んだりもつれたりして、切れ毛や折れ毛が多くなる。
こういった症状が生え際や頭頂部に起きれば、薄毛がさらに促進される
ことに繋がります。
また、静電気によりチリやほこりが、頭皮に溜まりやすくなることで、
頭皮環境を悪化させることもあります。
チリやほこりには様々な病原菌が付着していることもあり、
頭皮に溜まった病原菌から、頭皮にかゆみや炎症といった症状を
引き起こすこともあるのです。
体内に発生した静電気の髪への影響!
摩擦で静電気は起こるので、呼吸や消化などでも体内に静電気が
発生します。
この体内静電気は、体に悪影響をあたえ育毛にもNG。
体内静電気は、以下のことを引き起こします。
・赤血球同士がくっつきやすく、血液がドロドロになりやすい。
・体内の水分コントロールが乱れ、むくみやすくなる。
・血管老化が進みやすく、動脈硬化を促進する。
体内静電気が血行不良の原因となり、毛根にたいせつな栄養が
慢性的に届きにくくなる。
また、絶縁体の役割がある脂肪に、発生した静電気がため込まれる
ことから、毛根の脂肪に静電気がたまれば、毛乳頭に悪い刺激を
与えてしまい、抜け毛が起こりやすくなる。
これらのことから、体内静電気は薄毛の促進に繋がりやすくなります。
静電気から髪を守るには?
・髪と頭皮のケアに注意を払う
皮脂を取りすぎないために、アミノ酸系シャンプーを使う。
椿オイルやホホバオイルで髪や頭皮を保湿する。
・部屋の湿度を保つ
湿度が35%以下になると、静電気が発生しやすくなるので、
部屋の湿度を50~60%ぐらいに保つ。その際、加湿器などを
上手に利用しましょう。
・木製のブラシに変える
プラスチック製などのブラシは静電気が発生しやすいので控える。
頭皮を傷つけない先が丸くなったものを選びましょう。
・服は自然素材のものを身につける
合成繊維の衣類は帯電しやすいので避け、綿・絹・麻・羊毛などの
天然繊維100%の衣類を身につけることがおすすめ。
・ミネラルを多く含んだ食品を摂取する
静電気を放出しやすい体質は弱アルカリ性。そのためには、カルシウム・
ナトリウム・カリウムなどのミネラルを多く摂取することが大切です。
・ストレスはため込まないようにする
ストレスで交感神経が優位になれば、体内静電気が
発生しやすくなります。
最後に!
外側から髪を傷めたり、頭皮環境を悪化させたり、
内側から毛根へ行くはずの栄養を滞らせるなど、
静電気はなるべく起きないようにしたほうが、育毛にとっても得策。
ピリッとくる静電気が起きやすい方は、体内静電気の発生も
多くなりがちですから、不快な静電気の対策をし、
育毛に励みましょう!
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