海水浴やプールに潜む薄毛の原因と対策!

海水浴やプールに潜む薄毛の原因と対策!

暑くなると、海水浴やプールに出かける人も多いことでしょう。

しかし、海やプールは髪や頭皮にとって過酷な状態を生みだし、抜け毛に繋がることも多々あります。

楽しんだ分、髪や頭皮のケアも必要。おこたれば、髪の傷みだけで済まない場合も。抜け毛や薄毛の原因も潜んでいるので、しっかりケアすることが大切ですね。

秋の大量の抜け毛に繋がらないためにも、楽しく遊んで対策は欠かさないようにしましょう!

【スポンサードリンク】

海やプールに入った後の髪の傷み

海やプールで遊んだ後、誰もが必ず気になるのが髪のゴワつき。

これは海水やプールの水に含まれる塩分による影響が大きく、アルカリ性である海水は髪内部まで入り込み、髪の色をつかさどるメラニン色素を変形させてしまう。

髪色が赤茶けてしまうのはこの為ですが、プールでも消毒目的で塩素剤が入っているので、同様の症状となります。

また、髪のパサつきを生むのは、髪内部の水分が奪われるのも要因ですが、髪表面のキューティクルを壊してしまうから。

もともと髪はケラチンというタンパク質がほとんどを占めていますが、アルカリ性である海水はタンパク質を溶かしてしまう特徴があり、切れ毛にも繋がります。



塩素が毛穴をつまらせる

海水浴やプールに潜む薄毛の原因と対策!-1

海やプールに入った後、長時間あらい流さずそのまま放置すると、塩分が頭皮の毛穴を詰まらせたり頭皮の水分を奪ったりするため、免疫力が低下したり痒くなったりすることも。

頭皮の乾燥がすすむと、ターンオーバー(皮膚の生まれ変わり)が乱れてしまい、代謝のサイクルが早まって、フケが多くなるだけでなく、炎症を起こしやすい弱い頭皮となります。

毛穴がふさがれ、免疫力が低下した頭皮では細菌も繁殖しやすくなり、毛穴奥にある毛母細胞にも悪影響。

細菌の危険性はプールのほうが強く、塩素剤がいっぱい入っていても、大量の人たちが病原菌や細菌を持ち込んでいる可能性も。

結果的に、毛母細胞が損傷して脱毛につながる恐れがあります。

海やプールに入った後は必ず真水で洗い流し、シャンプーでしっかり塩分を取りのぞきましょう。もちろん、濡れた髪の放置もNGです。



塩素とともに注意するのは紫外線

海水浴やプールに潜む薄毛の原因と対策!-2

海やプールに入っている時は、紫外線に対して頭皮はつねに無防備な状態。

髪に覆われているとはいえ、肌と同じように頭皮も日焼けをしますが、頭皮に対しては日焼け対策をとっていない場合がほとんど。

直射日光が厳しい時間帯で海水がついた髪のまま紫外線を浴びると、肌以上に日焼けしている場合もあり、髪の成長を阻害する劣悪な頭皮となります。

紫外線の影響は日焼けにとどまらず、体内の活性酸素を増やすため、毛根周辺の細胞を弱体化させてしまう。髪の生成に関わる細胞活動が低下すれば、細くハリのなり髪になりやすい。

また、男性の場合であれば、男性ホルモンの分泌が増えるといわれていますから、ハゲやすい体質の人はとくに注意ですね。もちろん、紫外線はキューティクルも傷めます。




ダメージケア対策!

髪の日焼け止めを塗る

紫外線対策として、女性なら顔や肌に日焼け止めを塗る人は多いですが、髪や頭皮までは対策しない人が多い。男性なら皆無でしょう。

髪や頭皮を紫外線から守ってくれる「UVカットスプレー」などで対策するだけ。
完全には紫外線をカットできないでしょうが、塗らないよりは遥かにいいですから、これだけでも受けられる恩恵は大きいです。


こまめに髪や頭皮を真水で洗う

海水浴では難しいかもですが、プールなどでは1時間に一回程度、休憩時間をもうけているので、その時に髪と頭皮を真水で洗い流せば、ダメージの軽減になります。

海水浴であっても、からのペットボトル数本持っているだけで、真水を補給できれば可能ですね。


帽子をかぶる

海やプールに入っていないときは、通気性のよい麦わら帽子で紫外線を防ぐ。

キャップなどの帽子では髪が湿った状態でかぶっていると、頭皮が蒸れた状態が続くので、雑菌の繁殖にもつながるので通気性のよい帽子がいいですね。もちろん、タオルを頭にのせるだけでも対策になります。


アミノ酸系シャンプーを使う

ここからは帰ってからの対策ですが、ただでさえ傷んでいる髪に脱脂力の強い高級アルコール系のシャンプーを使うと、髪のパサつきや頭皮の乾燥が進んでしまう。

髪や頭皮に付着した塩素がしっかり洗えそうですが、そういった時こそ、髪や頭皮に優しいアミノ酸系シャンプーでしっかり洗う事をおすすめします。


早めの就寝

日中のダメージ回復には、睡眠中に分泌される成長ホルモンが重要。

成長ホルモンは、海やプールで消耗した体力を回復させるだけではなく、傷んだ身体を修復するはたらきも兼ね備えています。

髪や頭皮のダメージの修復にも影響しますし、髪が成長するためにも欠かせないホルモンなので、長時間寝るというより深く眠ることが大切。傷んだ頭皮の修復にもつながります。



最後に!

一番やってはいけないのが、ダメージを受けている頭皮にさらにとどめを刺すこと。

結果、抜け毛や切れ毛になり、髪のハリもなくなってしまうため、予防と対策には注意したいですね。

海やプールだけでなく、暑い夏場は頭皮にとって劣悪な状態がつづくので、ケア対策はしっかり取り組んでいきましょう!


関連記事