足のむくみも抜け毛や薄毛の要因となり得ますね。
頭皮からかなり離れた足なので、まったく関係ないように感じますが、
むくみの原因が「アルブミン」不足だと育毛にはかなりマズイ症状。
せっかく育毛剤や育毛サプリメント、育毛シャンプーなどで育毛に励んでも、
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むくみの原因は?
そもそもなぜ顔や頭皮がむくんだり、足がむくんだりするのでしょうか?
一般的には体内の血液やリンパ液の循環が悪くなることで、
不要な老廃物などが滞ってしまい、むくみの症状があらわれます。
血液循環が悪くなる原因が、ストレスや自律神経の乱れによるものなら、
マッサージや適度な運動をすることで、むくみの解消につながり育毛にも
大きなダメージを与えない。
しかし循環が悪くなる原因は様々で、「アルブミン」が不足すると
毛細血管の薄い壁から水分が漏れて皮下組織に溜まってしまうため、
手足に限らずいろいろな部位のむくみとなるケースもあります。
このアルブミン不足が髪を細くし、抜け毛、薄毛に大きく関わってくるため、
足のむくみだからといって軽視しないほうがいいですね。
アルブミンとは?
タンパク質であるアルブミンは、血液中に含まれるタンパク質の約60%を占めます。
血液中のさまざまな物質を運んだり、血液中の水分を維持したりする働きもあり、
アルブミンの数値が下がると、毛細血管から水分が漏れだしてしまう。
アルブミンは肝臓でつくられるため、何らかの原因で肝機能が低下すると
うまくアルブミンをつくり出せなくなる。
また、血液中のアルブミンの減少には腎臓も関与しています。
腎臓は糸球体という毛細血管の塊がフィルターの役目をしており、
アルブミンが体外へ漏れていくのを防いでいる。
しかし、このフィルター機能が崩壊すると、血液から尿にアルブミンが流出してしまう。
ですから、足のむくみは肝臓で生み出されるアルブミンと腎臓で失われる
アルブミンのバランスの崩壊により生じます。
アルブミンの数値が下がる原因!
肝臓機能の低下、腎機能の低下、胃腸機能の低下、栄養不足、食欲不振、体内水分過剰、臓器の疾患、透析不足、糖尿病性腎症、慢性炎症、感染症、代謝性アシドーシス、二次性副甲状腺機能亢進症、腹膜透析
アルブミンは肝臓・腎臓の機能低下だけが原因ではなく、
食事などから摂取した栄養素の吸収障害で栄養不足に陥っても下がります。
様々な臓器の疾患、隠れた病気などの複合的要因でも数値が下がるため、
健康診断などで重要項目になっているのも、隠れた病気を発見するため。
体にむくみがある場合、病気が隠れている事もあるので、
とりあえずアルブミンの数値をチェックするのが先決ですね。
ちなみに、アルブミン(ALB)の基準値の範囲は 3.9~4.9g/dl。
3.7 g/dl以下は要注意。
アルブミンの数値が低いと育毛に悪影響!
つまりアルブミン不足による足のむくみは、
・体内の髪の材料となる栄養素の不足
・髪の材料を生み出す肝機能の低下
・毛根に栄養素を運搬する血流の悪化
などが容易に想像つくため、足のむくみだからといって侮れないですね。
食事などから摂取した栄養素は、体内に吸収されてこそ活きてくるわけですから、
胃腸が弱り吸収障害を起こしていると、いくら栄養素を取り込んでも髪の栄養素不足。
肝臓は体内に吸収された栄養素をたくわえ、必要に応じて血液中に栄養素を
送り出す働きがあり、この肝機能が壊れると髪の材料を生み出せなくなります。
腎臓は血液を浄化する働きがあり、腎機能が低下すると体内の毒素が
うまく代謝されなくなるうえ、血液の水分調節する働きもあるため、
ドロドロの血液となり栄養素がうまく毛根に運ばれなくなります。
足のむくみはこれらの症状と合致することが考えられるため、
足のむくみを軽視すると、抜け毛、薄毛に悩む人は痛い目にあいます。
各臓器と髪の関係については、こちらで弱りやすい時期と一緒にまとめています。
最後に!
夏場の暑い時期はビールを大量に飲む機会が多いですが、
程々にしないとむくみの原因にもなるので注意したいですね。
アルコールは体からみれば毒の仲間なので、
解毒作用もある肝臓が大きな負担を抱え込むこととなり、
肝機能低下から髪の材料が生み出せなくなって、抜け毛、薄毛に繋がります。
女性の場合であればむくみを重視する傾向にあるため、
発見が遅れることは無いでしょうが、男性の場合は気にしない方のほうが多いので、
とくにお酒好きで髪のトラブルを抱えている方は、足のむくみを警戒しましょう!
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